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報恩講法要

おかげさまで今年も11月26日~28日の3日間、無事に報恩講法要が勤められました。いつもの常例法座にはなかなかお参りできない方や、この一年に新しくお寺とご縁を結ばれた方も含め、五座でのべ100名近い多くの皆さんのお参りをいただき、ありがたいご縁とさせていただきました。私に届いてくださっている仏さまの願いである「南無阿弥陀仏」に対するご恩を報じさせていただく、という「報恩講」の意味を加藤順教先生にお取り次ぎいただきました。

 仏法というものが、死んだ後のためのものではなく、まさにいま、ここを生きている私の命が本当に輝く命へと生まれていくためのものであるという、親鸞聖人が御一生をかけて私たちに伝えようとしてくださったことを、力強いお言葉でお話しいただきました。

 今回、加藤先生のお話の中で繰り返し使われたのが「目覚め」という言葉でした。妙好人浅原才市さんが自らの「あさましさ」ととことん向き合っていく姿を紹介しながら、自分のありのままの姿に目覚めていくことの難しさ、そして、自分が願われている存在であることに目覚めた先にある安心の有り難さについて、お話しくださいました。

 私たちは日々、自分の身口意(身と言葉と心)で自分自身の中に地獄を作り、自分も苦しみながら人を傷つけて生活しています。全てのトラブルを相手が加害者、自分が被害者と判定し、だからこそ他者を責めるしかないことで結局自分が苦しんでいるのです。そのような自分の姿を素直に受け入れ、その私の上に届いている大きな願いに目覚めていく、それがお念仏を称えることにつながっていくのです。

 最終日、仏婦の皆さんでご用意いただいたお斎も美味しくいただきました。



 
 
 

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