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報恩講法要 今年も無事に。

おかげさまで今年も11月25日~27日の3日間、無事に報恩講法要が勤められました。いつもの常例法座にはなかなかお参りできない方や、この一年に新しくお寺とご縁を結ばれた方も含め、五座でのべ100名近い多くの皆さんのお参りをいただき、ありがたいご縁とさせていただきました。私に届いてくださっている仏さまの願いである「南無阿弥陀仏」に対するご恩を報じさせていただく、という「報恩講」の意味を加藤順教先生にお取り次ぎいただきました。


 仏法というものが、死んだ後のためのものではなく、まさにいま、ここを生きている私の命が本当に輝く命へと生まれていくためのものであるという、親鸞聖人が御一生をかけて私たちに伝えようとしてくださったことを、力強いお言葉でお話しいただきました。

 加藤先生は浄土真宗の信心は目覚めることであると何度も繰り返さ

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れました。お聴聞の生活の中でお念仏を称えながら、このお念仏は阿弥陀如来さまが私を喚んでくださっている声だと聞こえてくる、そして嘘偽りだらけの自分の姿が見えてくる、その目覚めが信心なのだとお説きくださいました。そして、その事に気付くことが出来れば歓喜の心が生まれてくるはずだと親鸞聖人は仰います。聖人も仏法に出遇うご縁をいただいた喜びを「踊躍歓喜のこころ」「大慶喜心」と表現されます。「天におどり地におどるような身と心で喜ぶ安らぎの境地」と言われるのです。しかし、同時にその喜ぶべきことを日暮らしの中で喜べない、煩悩にまみれた自分の姿を嘆かれます。そして、その喜べない私だからこそ、仏さまは迎えとってくださるのだということを、喜ばないままでいいのだとは言わずに、浅ましいことです、恥ずかしいことです、勿体ないことです、と受け止めていく、この繰り返しが信心の生活ということなのだとお示しくださいました。加藤先生は「火中の蓮華」という言葉を紹介されましたが、煩悩が燃えさかるこの身のままで、私が蓮華の花を咲かせるように仏に成る身と定まっていく、そのためには、兎にも角にも聞法です。

 最終日、仏婦の皆さんでご用意いただいたお斎も美味しくいただきました。



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